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家族が無言でいる。
職場の人の返事がそっけない。
そんなとき、すぐに「私が何かしたかな」と考えてしまうことはありませんか。
相手の機嫌が気になる人は、その場を悪くしないために、先回りして声をかけたり、明るく振る舞ったりします。けれど、相手が不機嫌になるたびに自分の責任だと思っていると、心が休まりません。
相手の機嫌を背負ってしまう理由
子どもの頃、身近な大人の機嫌によって家の空気が変わっていた人は、表情や声の変化に敏感になることがあります。
早く気づけば、怒られる前に動ける。自分が明るくしていれば、その場が少し安全になる。そうやって身につけた反応は、大人になって環境が変わっても残ることがあります。
これは弱さではありません。当時の自分が人間関係の中で身を守るために覚えた方法です。
1.分かっていることだけを確認する
相手が黙っている。返事が短い。これは、今分かっている事実です。
「怒っている」「私のせいだ」は、まだ確かめていない予測です。
まずは、事実と予測を一緒にしないことが大切です。
2.理由の候補を一つに決めない
相手は疲れているのかもしれません。仕事のことで考え込んでいるのかもしれません。体調が悪いこともあります。
理由が分からない段階で、「私が悪い」と一つに決める必要はありません。
3.必要なら一度だけ尋ねる
気になるときは、「何かあった?」「私にできることはある?」と一度だけ尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えたら、何度も理由を聞き出そうとせず、その答えをいったん受け取ります。
4.機嫌を直す役目まで引き受けない
話を聞くことはできます。手伝うこともできます。
けれど、相手の感情を変えることまで、自分の役目にしなくて大丈夫です。機嫌をどう扱うかは、相手が決めることです。
5.自分の状態にも同じように気づく
相手の表情を見ているとき、自分の身体は固くなっていないでしょうか。息を止めていないでしょうか。
「私は今、不安になっている」と、自分の状態にも気づいてください。相手だけではなく、自分の気持ちもその場にいてよいのです。
相手を大切にすることと、背負うことは違う
相手の変化に気づけるのは、あなたのやさしさです。
そのやさしさを、自分を責めるために使わなくてもいい。相手を気にかけながら、自分の安心も守ることはできます。
相手の機嫌と自分の責任を分けるのが難しいときは、これまでの人間関係や、繰り返している考え方を一緒に整理する方法もあります。
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